【新華社北京3月15日】カナダの最新研究によると、使用者を依存に陥らせるスマートフォンのアプリや機能はどれも、他人と交流したいという人類の渇望に働きかけるものだという。スマホに依存している人は、他者との交流を嫌っているのではなく、交流に夢中になりすぎているということだ。
いつもスマホばかり見て、友達がオンラインか気にしている人はこれまで、ネットワークの世界におぼれ、他者との交流をおろそかにしているのだと考えられていた。だがカナダのマギル大学の心理学者がこのほど学術誌「フロンティアズ・イン・サイコロジー」に発表した報告によると、こうした見方は間違いである可能性が高い。スマホ依存者は他者との交流を嫌悪しているのではなく、交流に夢中になりすぎているのであり、問題の解決は考えられていたほど簡単ではなさそうだ。
研究者らは、スマホに依存してしまった場合、さまざまなプッシュ通知の機能をオフにし、合理的な使用計画を立て、時間を決めてスマホを見たり、夜間や週末のメッセージの送受信をやめたりするよう提案した。研究者らはさらに、テクノロジー企業やスマホアプリの規範化を進めること、スマホ依存の子どもには学校や保護者が十分に配慮して交流を増やすことも必要だとの認識を示した。
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