【新華社杭州3月12日】国連経済社会局(DESA)が発表したレポート「世界都市化予測」によると、現在、世界の総人口70億人のうち半数以上が都市部に居住している。急激な都市化は特にアフリカとアジアで目立ち、交通渋滞問題も都市化の進展に伴い表面化している。
中国の科学者たちは人工知能(AI)技術で真っ先にこの難題に挑んだ。「都市大脳」技術は過去一年にわたり浙江省杭州市において信号のある128の交差点を管理、15分ごとに監視カメラのデータに基づき信号を制御、道路や時間資源の再分配を実施した。同市では、これにより、試験地域の通行時間が15・3%減少し高架道路の移動も4・6分短縮された。
「ピークシフト、渋滞回避、管理とサービス問題の効率的な解決。これらのすべてはAIで達成できる」と、同済大学の楊暁光教授は語った。
「都市大脳」は、次世代AI技術の一つとして、中国において猛スピードで進歩している。次にエネルギー、水道などのインフラに対するデータ化処理に使われ、資源をより多く節約し都市の効果的な管理の実現を目指す。
これまでに、中国浙江省杭州市、衢州市、烏鎮、江蘇省蘇州市、陝西省西安市、マカオ、シンガポール及びクアラルンプールなどで、都市管理を支援、高い効率の自己管理を実現するためのキャンペーンが行われ、協力協定も結ばれた。
「将来、AIは重要な都市インフラになり、多方面かつ持続的な発展を実現する助けになる」とアリババ技術委員会の王堅主席は予測する。
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