【新華社北京3月13日】航空専門家は、世界の民間航空機は1機につき年に少なくとも1回は被雷、うち90%は航空機自体が雷を誘発していると推測する。米国のマサチューセッツ工科大学の研究者は、必要な時に航空機の外板に電流を加えると、被雷リスクを大幅に減らすことができると発表した。
帯電している雷雨の中を飛行する際、航空機は一端が正電荷、もう一端が負電荷をそれぞれ蓄積し、電圧差が一定程度大きくなると、電気を伝えるプラズマ流が発生し、航空機がより被雷しやすくなる。
米国航空宇宙学界(AIAA)が発行する雑誌で同研究者率いるグループが発表した内容によると、センサーを用いて航空機の帯電情況をモニタリングし、必要に応じて電流を加え電荷分布を調整すると被雷を効果的に予防できる。電流を加える設備に必要なエネルギーは一般的な電球よりも低いという。
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