【新華社ロンドン7月16日】中国海南省旅遊(観光)発展委員会と英国の旅行代理店グループ、トーマス・クック・グループ (Thomas Cook Group plc.)がこのほどロンドンで観光販売戦略の協力に関する覚書を締結した。これで、双方は戦略パートナーシップを結んだことになる。
覚書によると、同グループは海南省三亜市に支社を設立する予定で、一体化した販売プランを通じて英国を含む欧州市場にサービスを提供し、観光地としての三亜の知名度を高めていく。また、入国観光サービス設備への投資を拡大することで、三亜を訪れる外国人観光客の受け入れ能力を向上させる見通しだ。
同グループのピーター・ファンコーサーCEOは、「三亜市は国際観光目的地となるためのすべての条件を有している。われわれによる今回の三亜支社設立は、現地の観光業と欧州市場の連結に役立ち、国際化の足取りを加速させるだろう」との見方を示した。
海南省旅遊発展委員会の孫穎主任は、「海南省の自由貿易試験区、中国の特色ある自由貿易港の建設および59カ国とのビザ免除のための公共サービスプラットフォームの構築といった政策は、国際観光市場開拓の重要な強みである」と主張し、「トーマス・クック・グループは国際リゾート地開発分野において豊富な経験や市場ルートを持ち、欧州の観光市場をリードするトップレベルにあるため、理想的な協力パートナーだと言える」との見方を示した。
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