【新華社ジャカルタ7月15日】中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)戦略パートナーシップ樹立15周年記念式典及び「調和共存」写真展がこのほど、インドネシアの首都ジャカルタにあるASEAN事務局で開催された。会議に参加した双方の代表は、貿易と投資の自由化や円滑化をさらに促進し、「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」を速やかに達成することにより、保護貿易主義に応対していくと表明した。
黄渓連駐ASEAN中国大使は挨拶の中で、中国はASEANや関連国と共に歩むことを望んでおり、「RCEP」に関する協議の推進を加速させ、自国第一主義と保護貿易主義に強く反対し、共にルールに基づいた多国間貿易体制の保護を進め、地域と世界の発展や繁栄のためにプラスのエネルギーを注ぎ込みたいと述べた。
ASEANの林玉輝(リム・ジョクホイ)事務局長は、ASEAN・中国関係は同地域で最も実質的で活力を備えたパートナーシップであり、ASEANは中国と共に経済協力に取り組み、共同繁栄と互恵・ウィンウィンを実現すると表明した。また双方は「RCEP」に関する協議が今年実質的な進展を実現できるよう共に努力し、地域貿易の成長を促すと語った。
シンガポールの陳漢成(タン・ハンセン)ASEAN駐在代表は、双方はASEAN・中国自由貿易区のアップグレードを全面的に実施しており、貿易と投資の自由化をさらに促進し、インフラの相互接続や生産能力に関する協力を強化し、さらなる互恵・ウィンウィンを実現しようとしていると述べた。
2003年に中国とASEANが戦略パートナーシップを結んで以来、双方の貿易額は552億ドル(1ドル=112円)から2017年には5148億ドルまで飛躍的な成長を遂げている。中国は9年連続でASEAN最大の貿易パートナーであり、ASEANは7年連続で中国第3の貿易パートナーとなっている。双方向の直接投資額は累計2千億ドル近くに達し、「一帯一路」について共に協議し共に建設してきた。相互接続の重要プロジェクトも迅速に実施され、国際的な生産能力の協力も全面的に展開されている。
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