中国航天科技集団第五研究院の史平彦副院長は12日に湖南省長沙市で、同研究院が再利用可能な宇宙科学試験プラットフォームの建設を加速しており、農業や微生物産業、製薬、新材料など各産業の新たな進展を促すと期待されていると表明した。科技日報が伝えた。
史氏は同日開かれた湖南商業航空・宇宙・航海装備品フォーラムで、同研究院は「鴻雁」システムの構築を開始した。これは数百基の低軌道衛星で作る世界衛星通信ネットワークで、衛星間リンクにより衛星宇宙ネットワーク構築を実現する。2018年に1基目を打ち上げ、2023年に中堅ネットワークシステムを構築する予定だとし、同研究院はさらに世界衛星測位宇宙強化システムの建設に積極的に参加しているとした。「鴻雁」は将来的に5G IoTやモバイル放送、衛星測位宇宙強化、航空・航海監視などのシーンにおいて、世界各地のすべての人と物のモバイル通信を保障し、ブロードバンド通信サービスを提供する。さらに同研究院は2015年より「16+4+4+x」構造の0.5メートル級高分解能商業リモートセンシング衛星システムの建設を開始しており、世界のユーザーに高分解能リモートセンシングデータとシステム・ソリューションプランを提供する。
(人民網日本語版)
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