【新華社北京7月16日】改革開放の重要な一環として中国で銀行業の対外開放が加速している。銀行保険業監督管理委員会のデータによると、2017年末の時点で、中国の外資系商業銀行数は1013社に達し、約15年間で5倍近く増加し、平均13%の成長率を達成した。外資系銀行総資産はWTO(世界貿易機関)加盟当初の2002年末の3千億元(1元=約17円)超から2017年末には3兆2400億元と9倍以上も増加。2017年、外資系銀行の合計利潤は2002年の10倍に達し、2017年末に外資系銀行の登録資本金は2002年末比で6倍以上増加した。これらのデータの背後には外資系銀行現地化サーピスモデルの絶え間ないイノベーションと突破がある。経済参考報が伝えた。
長期にわたり外資系銀行はハイエンド財テク、銀行カード、金融派生商品、インターネットバンキングなどの面で優位性に立っている。中国では外資系銀行もこのような強みを十分生かし、財テクサービスがリテール業務での重要な突破口になっている。
現地化の加速はまたフィンテク(ITと融合した金融サービス)面でも現れた。ここ数年、中国のインターネットファイナンスの発展に伴い、伝統的な銀行金融機関として外資系銀行は中国の銀行と同様に絶えず金融の科学技術化を加速してきた。インターネットが外資系銀行のリテール業務の主要手段となっている。
また、中国市場への強い信頼感から、多くの外資系銀行が資本市場の開放、人民元の国際化推進、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の戦略発展構想に支持を表明してきた。
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