【新華社上海3月13日】4日間にわたって開かれた2018年の中国家電博覧会(AWE)が11日に上海で閉幕した。世界3大家電見本市の一つのAWE、今年は「スマートライフ、グローバルプラットフォーム」をテーマに、800以上の国内外の企業が出展し、国際的に有名なブランドも多く参加した。
今回のAWEは、中国の家電企業がモデルチェンジ・グレードアップや供給側構造改革、「三品」(種類を増やし、品質を高め、ブランドを創り出す)戦略の成果を披露する舞台となった。
近年、スマート化されたライフスタイルが人々の注目を集め続けており、今回は各大企業が自らの「伝家の宝刀」を披露した。ソニーは、春モデルの新型テレビすべてを展示し、同社のテレビや先端技術の魅力を伝えていた。中国ブランドの美的(ミデア)は「スマート・ニューリテール」を発表、顔認証と自然言語処理(NLP)による双方向技術や「人工知能(AI)大脳」によるディープラーニング、ビッグデータ分析などを通じ、顧客のために最も良質な小売サービスを提供するという。
消費のニーズが高まるにつれ、人々はそれまでの「単一的な」機能へのニーズから「多元的な」スマート製品を欲するように変化している。米国の有名なフードプロセッサーブランド、バイタミックスは来場者に向けフードプロセッサーのさまざまな使い方を紹介「フードプロセッサーは果汁を絞るためのもの」という古い考えを覆した。
業界関係者は、AWEは世界が注目する舞台となっており、中国の家電業界にとって世界に向けての名刺のような存在になったとの考えを示した。主催者である中国家電協会(中国家用電器協会)の姜風理事長は、同博覧会はすでに家電およびコンシューマエレクトロニクス業界を網羅し、世界から業界の選り抜きが集う大型総合展示会になっていて、新製品、新技術、新戦略が集まる舞台だと述べた。
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