中国共産党中央統一戦線活動部宣伝弁公室はこのほど、現在の中国で、新たな社会階層に属する人々の数は約7200万人に達し、うち党員以外の人が95.5%を占め、約6900万人に上ることを明らかにした。中央テレビ財経チャンネルが伝えた。
>>「新社会階層」とは?
「新社会階層」は、は改革開放と社会主義市場経済の発展に伴い、非公有制経済分野と社会分野に誕生した新たな社会集団を指す。新社会階層に属する主な人々は、民営企業 外商投資企業の管理 技術職員、仲介組織や社会組織の従業員、自由業者、ニューメディア機関の従業員などの知識人だ。
>>「新社会階層」の特徴は?
2016年12月、中国社会科学院が北京で発表した「2017年社会青書」では、「新社会階層」について言及された。
社会科学院が北京 上海 広州3都市に住む6千人以上を対象に調査した結果、「新社会階層」が全体に占める割合は、北京が8.4%、上海が14.8%、広州が13.6%という推算結果が導き出された。同青書では、「『新社会階層』は、高収入と高消費という特徴を呈している」と指摘されている。
○特徴1:高収入
個人所得から見ると、「新社会階層」の過去1年間の平均収入は16万6403元(1元は約16.9円)と、社会全体の平均(7万5184元)をはるかに上回り、2.21倍だった。世帯収入では、「新社会階層」の過去1年間の世帯総収入は平均28万8826元、社会全体の平均(14万7573元)の1.96倍。
○特徴2:高い消費能力
消費水準 消費能力の面を見ると、統計データによると、北京 上海 広州3都市の「新社会階層」の過去1年間の世帯支出平均額は、社会平均水準の1.71倍に相当する13万1459元だった。
○特徴3:頻繁な転職、速い生活リズム
「新社会階層」の就業安定性は比較的低く、彼らは頻繁に転職する。社会科学院の調査結果によると、3都市の回答者のうち、「過去に転職経験がある」と答えた人は53%に達し、社会平均の37%を上回った。転職回数が「2回」は11%、「3回」は7%だった。今後のキャリアプランについては、多くの人が、「2年以内に転職あるいは創業する予定」と答えた。
(人民網日本語版)
推薦記事: