オンライン旅行大手・携程のホテル部門はこのほど、最新版「春節(旧正月、今年は1月28日)ホテルビッグデータ指数」を発表した。ホテル予約の専門家は、「前2週間の指数と比べると、今回のビッグデータの指数から、2つの傾向が見て取れる」と指摘した。まず、出張を除き、消費者は厳冬の中、「温暖な気候の海南省三亜市」および「スキーを楽しみ、雪景色を堪能できる東北エリア」を2大目的地として宿泊先を選ぶ傾向が目立った。次に、たびたび煙霧が発生することから、消費者は、空気がきれいな場所を旅行先に希望し、「肺のクリーニング」を求める傾向が高まっている。人民網が報じた。
この1週間あまり、「煙霧」は、消費者が最も関心を抱くテーマとなった。また、煙霧に対する関心の高さから、今回の春節ホテル関連ビッグデータの指数によると、「煙霧回避」を目的に宿泊先を予約する傾向がいっそう高まっている。
ビッグデータのモデルのうち、沿岸観光都市におけるホテル需要は、それ以前よりかなり高まった。このうち、三亜・厦門(アモイ)・海口・珠海・青島・大連など沿海都市のホテルの予約件数が急増、増加率が100%を上回ったホテルもあった。
それまでのビッグデータ指数も併せて総合的にみると、現在、沿岸都市に出かける消費者によるホテル予約が殺到している。また、そのような消費者は北京・石家庄・邯鄲(河北省)に集中しており、旅行者数は着実に増加している。
また、ビッグデータによると、連休旅行に関するもう一つの傾向として、「肺のクリーニング」が挙げられる。沿岸都市のほか、北東部にあるスキー名所も、最近注目を浴びている。このうち、哈爾浜(ハルビン)・瀋陽・牡丹江・白山の各都市は、ホテル予約件数がかなり急増している。
(人民網日本語版)
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