新華網甘粛省酒泉1月10日(記者/李国利、胡喆)9日12時11分、中国の酒泉衛星発射センターから「快舟1号甲(KZ-1A)」ロケットが「吉林1号」スマートビデオ衛星「03星」1機と「行雲試験1号」、「凱盾1号」のキューブサットを搭載して打ち上げられた。今回の任務は商業化に向けた発射提携事業者の形式を採用し、完全に市場のルールに基づく運営であり、快舟ロケットの「商業化第一弾」で、中国が商業宇宙分野において新しい一歩を踏み出したことを意味する。
「吉林1号」スマートビデオ衛星「03星」は 新型で多機能なリモートセンシング衛星で、主にターゲット地域で高画質なカラー映像を得るために用いられ、国土資源観測や林業調査、環境保護、交通・運輸及び防災・災害救済などの分野に情報支援サービスを提供する。行雲試験1号は低軌道でのナローバンド通信システムを実証した初の試験検証衛星で、主に低軌道におけるショートメッセージの下り速度の通信技術について検証する。凱盾一号は次世代海事衛星としてVHFデータシステム(VDES)を備えた初の試験検証衛星で、主に通信衛星の受信機及びそのアルゴリズムの信頼性について検証する。
今回の商業衛星の打ち上げは、中国航天科工集団公司(CASIC)の第四研究院に所属する航天科工火箭技術有限公司(Expace社)が率先して担当したもの。今回の打ち上げ任務の成功は、当社が国内外の顧客に柔軟で、便利で、早く且つ経済的な衛星打ち上げサービスを提供することができることを意味している。
(新華社より)
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