【新華社南寧8月14日】広西チワン族自治区環境保護庁によると、同自治区はこのほど、「広西土壌汚染防止・抑制難関攻略3年作戦プラン(2018~2020年)」を正式に発表し、本格的な実施を始めた。▽自治区内の汚染された耕地の安全利用率を2020年までに79%前後にする▽土壌の環境の質を全体として安定させると同時に一歩一歩改善する▽外国ゴミの輸入をゼロにし、危険廃棄物を全プロセスで監督・管理するシステムをほぼ完成させる―などが掲げられた。
同庁によると、広西は今後、土壌環境の基礎事業を全面的に展開し、農業用地の土壌汚染状況調査を年内にほぼ終わらせ、農業用地の土壌汚染の面積や分布状況、農産物の品質への影響などを明らかにし、土壌環境の質の検査ネットワークを構築する計画だ。
広西はさらに2020年までに、耕地の土壌環境の質のリストを作成し、汚染された耕地を総合的に整備し、深刻に汚染された耕地に関しては、栽培構造を調整したり、森林や草原に戻したりといった計画を立てる。建設用地の参入管理を強化し、汚染された用地のリストを作成し、土地の収用や回収、購入などの監督・管理を強め、汚染された用地の環境リスクの管理を実施する。
広西はまた、土壌の重金属汚染のリスク管理と修復にも重点的に取り組み、中央による環境保護査察でフィードバックされた問題を全力で見直し、重金属企業に関連した汚染を厳しく管理し、2020年までに主要産業の重金属汚染物の排出量を2013年比で12%減らすとの目標を掲げた。
広西はこのほか、固体廃棄物の不法移転と外国ゴミの密輸などの不法行為を厳しく取り締まり、廃プラスチックを輸入して加工する企業に対して合同検査を行う。さらに固体廃棄物の不法移転を厳しく取り締まり、地域の土壌汚染の共同防止・抑制メカニズムを構築することとしている。
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