【新華社瀋陽8月14日】中国遼寧省はこのほど、「新時代教師陣建設改革の全面的深化に関する実施意見」(以下は意見と略称)を通達し、将来の教師陣の発展に向けた全面的な計画を打ち出した。小中高校の教師の「県による管理、学校による任用」や「非学籍管理」を行うことで、教師を「学校」に所属する存在から「系統(システム)」に所属する存在に変えることなどが盛り込まれた。
意見は、小中高校の教師の資格認定から任用、交流、資格取り消しまでの管理制度の適正化について、「県による管理、学校による任用」改革を推進するとしている。遼寧省の関係当局は今後、カリキュラムや学級編制、生徒募集対象、学校の分布調整、交流・ポスト交替などの状況に応じて、域内の小中高校の教師の編制とポストを調整する。各小中高校は、関連法規に基づき、教師と任用契約を結び、教師の任用・査定・日常管理を担う。
意見によると、遼寧省は、教職員の編制の統一配置と地域をまたいだ調整を強化し、省レベルで統一配置を行い、市内で調整し、県を中心として、動的な配備を進め、生徒数の変化で教師不足に陥った学校は県内の余った教師で解決する。
意見はさらに、教師の倫理を強調したものともなっている。小中高校教師が授業では十分な内容を教えず、放課後に外部の塾に行って教え、生徒の塾通いを誘導・強制するといった現象は、断固として取り締まるとしている。
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