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中国、世界最長の昆虫の幼虫を野生復帰
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-15 16:10:12 | 新華社 | 編集: 张一

7月31日、広西チワン族自治区金秀ヤオ族自治県にある大瑶山国家級自然保護区で発見された野生の中国巨大ナナフシの成虫。(新華社配信/華希昆虫博物館館長趙力提供)

【新華社成都8月15日】中国の科学者はこのほど、人工繁殖で育てた中国巨大ナナフシの幼虫を初めて野生復帰させた。同種の成虫の全長は、腕の長さほどあり、世界最長の昆虫とされている。

中国四川省成都市の華希昆虫博物館館長で昆虫学者の趙力氏は、2014年8月、広西チワン族自治区で中国巨大ナナフシを発見した。

同博物館は2017年末、全長64センチ、体長38・2センチの中国巨大ナナフシの人工繁殖に成功し、世界で大きな反響を呼んだ。フリーガニストリア・チャイネンシス・ツァオ(Phryganistria chinensis Zhao)という学名が付けられたこのナナフシは、世界で最長に昆虫としてギネス記録に認定されている。

7月31日、趙氏は人工繁殖で育てた幼虫15匹を中国広西チワン族自治区金秀ヤオ族自治県にある大瑶山国家級自然保護区で野生復帰を実施し、同種の野生での回復と繁殖に貢献した。

趙氏は13日、「現在、野外6カ所で観察している同種は20匹以下で、広西チワン族自治区でのみで発見されている」と述べた。中国南部地方の多くの省での野生調査を経て、同種は、北回帰線付近の標高1000~1400メートルの山地のみに生息することが判明した。

さらに、7月30日に野生復帰を行おうとした場所で思いがけず野生の同種を発見したことで、その場所が野生復帰の理想的な環境であることが証明されたとした。

趙氏は、「人工飼育は一時的な避難場所を提供したに過ぎず、最終目標はやはり野生復帰であり、彼らの生息地を保護することだ。我々はさらに広い範囲で調査を行い、最終的に同種の生息範囲を特定したい」と述べた。(記者/王迪)

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中国、世界最長の昆虫の幼虫を野生復帰

新華網日本語 2018-08-15 16:10:12

7月31日、広西チワン族自治区金秀ヤオ族自治県にある大瑶山国家級自然保護区で発見された野生の中国巨大ナナフシの成虫。(新華社配信/華希昆虫博物館館長趙力提供)

【新華社成都8月15日】中国の科学者はこのほど、人工繁殖で育てた中国巨大ナナフシの幼虫を初めて野生復帰させた。同種の成虫の全長は、腕の長さほどあり、世界最長の昆虫とされている。

中国四川省成都市の華希昆虫博物館館長で昆虫学者の趙力氏は、2014年8月、広西チワン族自治区で中国巨大ナナフシを発見した。

同博物館は2017年末、全長64センチ、体長38・2センチの中国巨大ナナフシの人工繁殖に成功し、世界で大きな反響を呼んだ。フリーガニストリア・チャイネンシス・ツァオ(Phryganistria chinensis Zhao)という学名が付けられたこのナナフシは、世界で最長に昆虫としてギネス記録に認定されている。

7月31日、趙氏は人工繁殖で育てた幼虫15匹を中国広西チワン族自治区金秀ヤオ族自治県にある大瑶山国家級自然保護区で野生復帰を実施し、同種の野生での回復と繁殖に貢献した。

趙氏は13日、「現在、野外6カ所で観察している同種は20匹以下で、広西チワン族自治区でのみで発見されている」と述べた。中国南部地方の多くの省での野生調査を経て、同種は、北回帰線付近の標高1000~1400メートルの山地のみに生息することが判明した。

さらに、7月30日に野生復帰を行おうとした場所で思いがけず野生の同種を発見したことで、その場所が野生復帰の理想的な環境であることが証明されたとした。

趙氏は、「人工飼育は一時的な避難場所を提供したに過ぎず、最終目標はやはり野生復帰であり、彼らの生息地を保護することだ。我々はさらに広い範囲で調査を行い、最終的に同種の生息範囲を特定したい」と述べた。(記者/王迪)

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