【新華社北京7月6日】スマートフォン用3Dガラスの使用量増加に伴い、3Dガラス市場をめぐる競争は激化し、蘇州勝利精密製造科技(勝利精密)、欧菲科技、比亜迪(BYD)などの上場企業が相次いで布石を速めている。中国証券報が伝えた。
携帯電話関連の調査機関・第一手機界研究院の孫燕飈院長は、将来は1800元(1元=約17円)以上の機種の80%が3Dガラスを使用するようになるとし、3Dガラスは今後主流となるとの見方を示した。
スマホ業界アナリストの李星氏は、普及率の向上に伴い、3Dガラスの機体は、消費者向け電子機器のデザインのイノベーションをけん引すると予測する。国産スマホ用3Dガラスの需要量は1~2年内に1億5千万~3億個に達し、藍思科技集団、伯恩光学、比亜迪などは大量生産を実現しているが、生産能力は需要に追いついていない。
比亜迪は6月28日、顧客向け3Dガラスの供給を始めたと発表した。藍思科技集団の関係者は、同社の3Dガラス顧客としてサムスン、小米(シャオミ)、華為科技(ファーウェイ)、OPPOなどを挙げた。2018年のスマホ用3Dガラス生産能力は7千万~8千万個に達するが、需要が旺盛であるため、生産能力は顧客需要を下回っている。
李星氏は、3Dガラスの投資コストは比較的高いため、経済面でまだ大きな改善の余地があるとし、長期的にはコスト低下に伴い、確実な生産能力を備えたメーカーの収益の見通しは明るいと分析する。
勝利精密は2日の公告で、傘下の安徽智誠光学科技有限公司がOPPOとモバイル端末用ガラスカバー業務で戦略的提携の締結を準備していると明らかにした。安徽智誠光学科技は取り決めに応じて2・5Dと3Dのガラスカバーを月に500万個以上提供する計画だ。
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