【新華社モスクワ7月5日】中国政府はこのほど、「中国と世界貿易機関」白書を発表した。中国が同テーマに関する白書を発表したのは初めて。ロシアの経済専門家は、世界貿易機関(WTO)に加盟後の中国の世界の貿易への貢献を高く評価した。
ロシア国立研究大学高等経済学院のアレクセイ・マスロフ東方学研究室主任は、中国のWTO加盟以来、世界貿易はより活発になり、貿易額も次第に増え、中国と世界各国との間の貿易額も成長傾向にあると述べた。
同主任はさらに、中国のWTO加盟は国際市場に良好な競争をもたらした。中国の電子製品やその他ハイテク製品には強みがあり、海外企業に製品の質を上げ中国企業と競うようにさせていると述べた。
また、ロシア科学院・極東研究所副所長で、中国問題の専門家アンドレイ・オストロフスキー氏は、WTO加盟以来中国は公約を実行してきた。中国の対外貿易額は2001年から大幅に増えており、世界貿易がより盛んになるよう促進してきた。近年、中国はWTO内の協力をいかに拡げていくかを積極的に検討し、「一帯一路」構想を提起し、上海協力機構(SCO)やBRICS体制の枠組みにおいても貿易を拡大させていると述べた。
ロシア国民経済・国家行政学院のセルゲイ・ヘスタノフ副教授は、WTO加盟国により果たすべき義務を中国はすべて履行してきた。また世界貿易から見ると、中国のWTO加盟は国際貿易の発展の原動力となるものとなったとの考えを明らかにした。
同副教授は、中国のオープンな世界への努力は称賛に値する。現在、国際的な企業の中で中国に事業所や工場がない企業はまれだ。対外開放分野において中国の方法は成功を収めていると述べた。
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