【新華社青島7月4日】中国山東省青島市政府はこのほど、大手投資会社中国民生投資集団(中民投)と戦略協力協定を締結した。農村の文化複合施設、地域コミュニティーの生活サービス、健康管理など都市の新たな業態を発展させ、同市の経済構造の調整、産業の構造転換と高度化を推進し、発展を支える原動力の転換を目指す。
戦略協力協定によると、同市は中民投と共に農村の文化複合施設、新しいエネルギー、スマートモビリティ、地域コミュニティーの生活サービス、健康管理などの面で協力を展開し、同市の経済・社会発展の原動力、質、効果と収益の変革を推進し、「イノベーションによるけん引、調和の取れた発展」という現代化産業システムと経済システムを打ち立て、新たな発展の原動力が経済発展をけん引する新しい局面を形成していくという。
都市の地域コミュニティーでは、双方は「健康小屋」(Healthy Hut、地域コミュニティーの住民に健康診断や保健知識の普及などのサービスを提供する場所)、シェアリビングルーム、無人スーパー、洗車、シェア駐車場などのインフラを自ら建設するか外部から導入し、地域コミュニティー周辺の小売、物流、電子商取引(EC)、農産物の直販および生活関連サービスと接続する。農村部では、農村の文化複合施設を投資して建設し、映画館を中心に、カラオケやブックバーなど多様な娯楽業態を取り入れ、農村文化生活サービスセンターを作り上げる。
健康管理サービスは今回の協力の重要項目であり、双方は「防止・治療・介護」が一体化した家庭保健プランを通じ、保健サービスを地域コミュニティーや家庭に導入し、通常の健康診断、「亜健康」(健康と病気の中間、疲労やストレスで体調不良の状態)の改善、慢性疾患の管理、重大疾病の受診指導と転院支援、在宅介護など多層的な健康管理サービスを提供する。同時に、双方は在宅介護、総合的健康管理、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)などの分野を通じ、医療健康産業基金を設立し、健康産業企業と専門病院を育てる。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: