【新華社ホホフト7月1日】中国内モンゴル自治区文化財考古研究所はこのほど、赤峰市敖漢旗で先秦時代の集落遺跡を発見し、内モンゴル東南地域の青銅時代の考古学文化研究に新たな材料を提供するものとなった。
同研究所の関係研究員によると、同遺跡は同旗林家地郷熱水湯村の西、海抜712メートルのなだらかな斜面に位置し、南が高く北が低くなっており、東西両側に用水路が掘られている。遺跡は長さ南北約150メートル、東西約100メートル、総面積は約1万5千平方メートル。
文化財考古学者が長方形の土坑竪穴墓3か所を発見し、うち1か所は2人を埋葬した合葬墓で、もう1か所は墓室跡の下部から見つかった。この3か所はすべて仰向けで足を延ばした状態で葬られ、陶器杯1点が副葬品として出土した。
専門家によると、出土した陶器の形状、文様、陶質などを分析すると、この遺跡は魏営子文化と夏家店上層文化の両時期に属し、魏営子文化が主だと見られている。
魏営子文化は、主に中国東北部の大小凌河流域で栄えた青銅器時代の古代文化で、年代は商代後期に当たる。
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