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中国科学院、ナノ素材による環境に配慮した印刷技術を開発
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-06-15 08:38:51 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社北京6月14日】中国科学院は13日、第2四半期定例記者会見で、同院化学研究所が開発したナノ素材による環境に配慮したクリーンな製版技術が、従来の製版技術の汚染問題を効果的に解決し、クリーン印刷技術の産業チェーンを整備し、印刷業界の環境保護革命をリードする可能性があると発表した。

 同研究所の宋延林研究員は「フィルムカメラに対するデジタルカメラ革命のようなものだ」と述べ、「従来の印刷製版技術は露光すると像ができる原理に基づき、露光、現像、水洗の工程を経るが、ナノ素材のクリーン製版技術は新しい工程を採用し、シンプルで操作しやすく、コストが低いなど多くの利点を備えている」と説明した。

 宋氏によると、クリーン製版技術研究をベースに、環境に配慮した刷版や製版、インクなどのクリーン技術産業チェーンを整備することで、製版廃液や刷版廃液、廃棄物による汚染削減、揮発性有機化合物(VOC)の排出削減などが期待できるという。

 宋氏は「これらの技術を採用することで、環境保護とコスト面の優位性を確立し、国際競争力のあるクリーン印刷技術産業チェーンシステムが形成される」と語った。

 中国科学院重大科技任務局の斉涛副局長は、ナノ技術によるクリーン印刷産業チェーンプロジェクトが2013年に始まって以来、70以上の企業と協力し、長時間駆動可能なリチウム電池やナノクリーン印刷技術、ナノ触媒、健康診断、飲料水処理などナノ関連のコア技術革新を行い、50億元(1元=約17円)超の社会資本の投資を誘致し、大きな経済的、社会的利益をもたらしたと述べた。

 

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 【新華社北京6月14日】中国科学院は13日、第2四半期定例記者会見で、同院化学研究所が開発したナノ素材による環境に配慮したクリーンな製版技術が、従来の製版技術の汚染問題を効果的に解決し、クリーン印刷技術の産業チェーンを整備し、印刷業界の環境保護革命をリードする可能性があると発表した。

 同研究所の宋延林研究員は「フィルムカメラに対するデジタルカメラ革命のようなものだ」と述べ、「従来の印刷製版技術は露光すると像ができる原理に基づき、露光、現像、水洗の工程を経るが、ナノ素材のクリーン製版技術は新しい工程を採用し、シンプルで操作しやすく、コストが低いなど多くの利点を備えている」と説明した。

 宋氏によると、クリーン製版技術研究をベースに、環境に配慮した刷版や製版、インクなどのクリーン技術産業チェーンを整備することで、製版廃液や刷版廃液、廃棄物による汚染削減、揮発性有機化合物(VOC)の排出削減などが期待できるという。

 宋氏は「これらの技術を採用することで、環境保護とコスト面の優位性を確立し、国際競争力のあるクリーン印刷技術産業チェーンシステムが形成される」と語った。

 中国科学院重大科技任務局の斉涛副局長は、ナノ技術によるクリーン印刷産業チェーンプロジェクトが2013年に始まって以来、70以上の企業と協力し、長時間駆動可能なリチウム電池やナノクリーン印刷技術、ナノ触媒、健康診断、飲料水処理などナノ関連のコア技術革新を行い、50億元(1元=約17円)超の社会資本の投資を誘致し、大きな経済的、社会的利益をもたらしたと述べた。

 

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