【新華社西安5月15日】中国陝西省西安市でこのほど行われた「考古学的視点におけるシルクロード国際フォーラム」では、シルクロード沿線の複数の国からの考古学者が共同で「シルクロード考古学連盟」を設立した。
同フォーラムでは、中国、カザフスタン、キルギス、モンゴル、パキスタン、ロシア、タジキスタン、英国、ウズベキスタンからの代表者が「国際シルクロード考古学と文化遺産保護に関する西安コンセンサス」に達し、シルクロードの考古学研究分野における国際的協力を積極的に展開し、シルクロードの歴史と文化遺産の分布・保存状況を全面的かつ系統的に把握し、シルクロードの文化遺産の保護と伝承に科学的根拠を提供するとした。また、世界遺産リストへの共同推薦によるシルクロード文化遺産の保護の促進、シルクロードの考古学と文化遺産保護分野における人材育成などで協力を強化していくという。
「シルクロード考古学連盟」は「西安コンセンサス」に基づき設立された総合プラットフォーム。連盟は今後、シルクロード考古学国際グループの設立や関連研究テーマの選定、考古学上の技術交流や人材育成計画の実行などを通じて、シルクロードの考古学関連作業を全面的に推し進めていく。連盟の事務局は現在、暫定的に西安市に置かれ、陝西省考古研究院と西北大学が共同で事務局の機能を担うという。
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