【新華社ボストン5月22日】中国中車傘下の中車長春軌道客車股份有限公司(中車長客)がボストン地下鉄オレンジラインのために特別製造した初回の車両4両がこのほど、ウェリントン駅で試運転、今年末に検収を終えれば、商業運営を開始する見通しだ。
同日、マサチューセッツ州のチャーリー・ベーカー知事、Stephanie Pollack運輸大臣、現地法人米国中車マサチュ-セッツ社の賈波副社長などが試運転に参加、試乗した。
チャーリー・ベーカー知事は、「これはボストン地下鉄オレンジラインとレッドラインの40年で初めての世代交代、マサチューセッツ湾交通局が中国中車に注文したオレンジライン車両152両と、レッドライン車両252両は、段階的に現行の老朽車両に代わり商業運営に入る」と述べた。
今回納付された車両4両は、中国独自の知的財産権を有し、中国が初めて米国基準で生産した地下鉄用車両である。これらの車両は米国側の技術、現地化、法律などの面の極めて高い要求を満たしただけでなく、人に優しい設計で乗客の乗り心地も改善した。
Stephanie Pollack運輸大臣は、「新しいオレンジライン車両は6両編成で運行、全て投入されると、ラッシュアワーの運行間隔を現在の6~7分から4分半に短縮でき、1時間あたりの旅客輸送量が40%ほど増加する」という。
中国中車が米国で建設した初めてとなる製造拠点――中国中車スプリングフィールド(Springfield)工場がすでに操業を開始。同工場は車両数百両の組立を行い、今後、ボストン地下鉄の車両の現地化生産を行う。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: