【新華社北京5月11日】中国人民銀行(中央銀行)は2018年人民元クロスボーダー業務のテレビ電話会議を行い、今年も市場主導を引き続き堅持し、人民元国際化を次の段階に進ませることを強調した。
同行の潘功勝副総裁はこのほど行われたテレビ電話会議で、人民元国際化は過去10年にわたる中国の金融改革の目玉であると表明。今後の業務では「国内通貨優先」を堅持し、▽人民元のクロスボーダー決済の拡大▽人民元資本項目の交換性を着実に推進▽為替相場市場化改革の市場基礎の強固化▽慎重なマクロ経済管理枠組の整備-していくと述べた。
会議は、中国が今年、人民元クロスボーダー業務政策を絶えず最適化し、人民元国際化の社会基盤を整備、市場主体の合理的ニーズを保障していくことを強調した。
人民元クロスボーダー業務の各種業務は2017年、順調に進展した。人民元国際化は着実に推進され、資本項目の交換性も段階的に向上し、金融市場の開放でめざましい結果を出した。中央銀行間の貨幣協力は内容が拡大され、メカニズムの革新が実現し、特別引き出し権(SDR)構成通貨としての人民元の国際的イメージ向上につながった。
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