【新華社ラサ3月14日】中国チベット自治区の標高が最も高い空港である邦達空港とチベットの東玄関と言われる昌都の市街地を結ぶ高規格自動車道路(高等級道路、国道214号線)がこのほど、着工した。完成すれば、チベットで8番目の高規格自動車道路となる。
海抜4334メートルの邦達空港はチベット一標高が高い空港。空港から昌都市街地までの距離は120キロ、沿道に高山がそびえ立ち、車で2時間かかる。同自動車道路が完成すると、車での時間は半分に短縮される見通しだ。
工事の楊永鵬技師長によると、道路建設にはさまざまな難題が立ちはだかっている。道路の南部で、数10キロ以内に海抜が1000メートルほど上がるために、らせん式連続橋梁を採用するが、設計が極めて難しい。また、高原寒冷地帯の凍土による路盤建設への影響も克服しなければならないという。
現在、工事中の第1期プロジェクトは全長26・9キロ、設計時速80キロで、24カ月で完成予定。
昌都市の副市長は「これは昌都初の高等級道路で、チベット自治区の13次5カ年計画の重点事業でもある。開通後、四川とチベットを結び、チベット東部地域の対外交流を強化する」と述べた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: