【新華社北京3月3日】中国国家海洋局がこのほど「2017年中国海洋経済統計公報」を発表した。大まかな統計によると、2017年の中国の海洋生産額は前年比6・9%増の7兆7611億元(1円=約17円)、対GDP(国内総生産)比は9・4%となった。人民日報が伝えた。
中国国家海洋局戦略計画・経済司の張占海司長によると、2017年の海洋経済は安定の中でも好転し、構造調整も進んでいる状況だ。
その内、主要産業の付加価値は8・5%増の3兆1735億元、海洋科学研究・教育・管理サービス業は11・1%増の1兆6499億元となった。
内訳を見てみると、海洋バイオ医薬業が通年で実現した付加価値は前年比11・1%増の385億元となり、洋上発電業は順調な発展を維持しており、洋上風力発電プロジェクトの推進が加速しており、新規のユニット容量は1200メガワット近くとなった。
地域別では、環渤海地域の2017年の海洋生産額は2兆4638億元と、全体の31・7%を占めており、前年より0・8ポイント低下した。長江デルタ地域は2兆2952億元と、全体の29・6%を占め、前年より0・1ポイント低下した。珠江デルタ地域は1兆8156億元と全体の23・4%を占め、前年より0・5ポイント拡大した。
張占海司長によると、海洋経済の発展は構造調整・過剰生産能力解消の正念場であり、一部の産業は依然として、成果転化の遅れ、融資難などの問題を抱えているものの、全体的に見れば、マクロ経済の好転傾向に伴い、2018年の海洋経済は質の高い発展方向へとまい進していく見通しだ。
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