【新華社北京3月9日】全国人民代表大会代表で通信キャリア大手・中国移動(チャイナモバイル)浙江公司の鄭傑董事長はこのほど、浙江省杭州市で近い将来、観光地の西湖や第19回アジア競技大会(2022年)の一部会場、浙江大学などいくつかの区域が5Gテストネットワークでカバーされることを明らかにした。
5Gネットワークは多数の性能指標で4Gを上回る。ダウンロードスピードは毎秒10ギガビット(Gbps)以上に達し、4Gの100倍に及ぶ。「4Gの構築が『道路』を作ることだったとすれば、5Gは『道路』を作るだけでなく『都市』も建設するものだ。モバイル通信技術に新たな突破をもたらすと同時に、モバイル通信能力を消費レベルから工業レベルへと拡大し、産業のモデル転換と高度化を推進するものとなる」と鄭董事長は語る。
浙江省政府は2016年、5G連合革新センターを設立することでチャイナモバイルと合意した。実験室5カ所の建設と応用モデル事業13件の推進がすでに進められている。鄭董事長によると、近い将来には、観光地の西湖や第19回アジア競技大会の一部会場、モノのインターネット(IoT)タウン、浙江大学などのいくつかの地域が5Gテストネットワークでカバーされる。
中国の5G発展をめぐっては、鄭董事長は、5Gと垂直業界の融合と革新の模索を加速させ、5Gの大規模応用の土台を固めることを提案している。一連の模索と実践を通して、5Gの大規模応用に良好な土台を固める必要がある。
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