【新華社天津3月6日】有名なビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキングサービス「LinkedIn(リンクトイン)」中国とロレアル中国がこのほど共同発表した「2018女性イメージ認知と家庭仕事観調査」によると、中国では「70年代生まれ」から「95後(1995年から1999年生まれ)」までの世代で、キャリアをより多く求める女性が増え、95後の女性は特に強い自立意識を持っていることが分かった。
調査によると、95後の女性は「良妻賢母」像をあまり受け入れてはおらず、「経済的自立のキャリアウーマン(58%)」または「特に自立心が強く独自の道を行くようなクールな女性(19%)」像に憧れる女性が8割近くに上った。これに対し、同世代の男性は伝統的な観念をもち、「良妻賢母」像(71%)を女性より多く受け入れている。
注目すべきは、95後の女性は自立を求めるとともに、結婚相手に求める条件をあまり引き下げていない点だ。調査では、95後の女性が結婚相手に求める収入の条件はこれまでよりオープンなものとなったが、相手の収入が自分より高いことを望む女性はまだ6割近くいる。
女性の「良妻賢母」像を受け入れるものの、若い男性は、より寛容な家庭と仕事への価値観を覗かせている。調査では、妻がキャリアアップのためサポートが必要なとき、自らは家庭に専念できると表明した95後の男性は6割近くにも達していた。これは、女性のキャリアアップを取り巻く社会環境の包容性を側面から映し出している。女性が子供のために自分の趣味や仕事を放棄することに反対する95後の男性は前の世代より、多くなっている。
今回の調査からは、より多元的な仕事観・家庭観が写り出されたと、リンクトイン中国のブランド責任者は指摘した。
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