【新華社北京2月29日】中国水泳協会は28日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が中国の競泳選手、孫楊(そん・よう)に対しドーピング違反で8年間の資格停止処分を科したことを受け、声明を発表し深い遺憾の意を表明した。
同協会は声明で、2018年9月4日に国際水泳連盟(FINA)が指定したドーピング検体採取機関が孫楊に対し競技会外検査を実施した際に、専門的訓練を受けず法的資格を有していない検査員が行ったため、検査が違法で無効だったと指摘。同選手が引き続き法的手段を取り自身の合法的権益を守ることを支持すると表明した。
孫楊は同日、微博(ウェイボー)で、自身が潔白であることを確信しており、資格停止処分に驚きと憤りを覚えるとコメント。弁護士に対し、スイスの連邦最高裁判所に提訴するよう依頼したことを明らかにした。
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