【新華社北京2月27日】中国科学院国家天文台の研究チームはこのほど、科学雑誌Science Advancesの最新号に研究成果を発表し、中国の月面探査車「玉兎2号」が月の裏側に潜んでいる謎を明らかにし、人類の天体衝突と火山活動の歴史に対する理解を豊かにし、月の地質進化に新たな手がかりを提供したことを明らかにした。
研究チームは、「玉兎2号」の月探査レーダーを利用し、月面の深部に向け500メガヘルツの高周波チャンネルで40メートルの深さまで無線信号を送った。これらのデータにより、研究者は月の裏側の地層図を作成することができるようになった。
中国の月探査機「嫦娥4号」は2019年1月3日、月の裏側の南極エイトケン盆地にあるフォン・カルマン・クレーターに着陸し、人類初となる月の裏側への軟着陸に成功した。
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