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中国の養豚業、1月も回復基調続く
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2020-02-26 11:06:38 | 新華社 | 編集: 陳辰

【新華社北京2月26日】中国では、市場のけん引と政府の刺激策により養豚業者の飼育拡大に向けた自信が高まったことを受け、全国の繁殖用雌豚の飼育数は1月も回復基調が続いた。食用豚の出荷も増え、養豚業は着々と回復に向かっている。中国農業農村部がこのほど明らかにした。

同部牧畜獣医局の楊振海(よう・しんかい)局長は、全国に400ある指定モニタリング県のデータをまとめた結果として、1月の繁殖用雌豚の飼育数が前月比1・2%増と4カ月連続で増加したと明らかにした。養豚規模の大きい一部の省では、繁殖用雌豚の飼育規模の回復が続いており、遼寧省は8カ月連続、河北、山西、黒竜江各省は6カ月連続、河南省は5カ月連続で前月比増となったという。

年間出荷量が500頭以上の大型養豚場の出荷量は全国の総出荷量の半数以上を占めており、市場供給の主力となっている。統計では、大型養豚場の1月の繁殖用雌豚の飼育量は前月比2・2%増と5カ月連続で増加している。

農業農村部は、食用豚の出荷量が昨年12月は前月比14・1%、今年1月は17・9%増加し、出荷時平均生体重もそれぞれ2・6%、1・1%増加したと説明。これらの統計に基づき、豚肉の生産量が昨年12月は17・1%、今年1月は19・1%増と推計した。また、春節(旧正月)期間は季節的要素で豚肉価格が上昇したが、需給は全体的に安定していたと説明した。

楊氏は、養豚業の回復状況は全体的には良好だとする一方、一部の地域は養殖場用地の取得難や資金調達難などの問題を抱えていると指摘。新型コロナウイルスによる肺炎の影響で飼料や種豚などの輸送が停滞し、養豚場から食肉処理場への流通ルートが分断されたため食用豚の出荷が難航していると述べた。

これらの問題については、国務院合同予防抑制メカニズムや関連部門が政策文書を立て続けに発表し、農業農村部もホットラインを設け、各部門と地方が連携して問題を解決するメカニズムを構築していると説明。個別案件ごとの問題解決を徹底し、養豚場が実際に抱える困難を解決すると語った。

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新華網日本語

中国の養豚業、1月も回復基調続く

新華網日本語 2020-02-26 11:06:38

【新華社北京2月26日】中国では、市場のけん引と政府の刺激策により養豚業者の飼育拡大に向けた自信が高まったことを受け、全国の繁殖用雌豚の飼育数は1月も回復基調が続いた。食用豚の出荷も増え、養豚業は着々と回復に向かっている。中国農業農村部がこのほど明らかにした。

同部牧畜獣医局の楊振海(よう・しんかい)局長は、全国に400ある指定モニタリング県のデータをまとめた結果として、1月の繁殖用雌豚の飼育数が前月比1・2%増と4カ月連続で増加したと明らかにした。養豚規模の大きい一部の省では、繁殖用雌豚の飼育規模の回復が続いており、遼寧省は8カ月連続、河北、山西、黒竜江各省は6カ月連続、河南省は5カ月連続で前月比増となったという。

年間出荷量が500頭以上の大型養豚場の出荷量は全国の総出荷量の半数以上を占めており、市場供給の主力となっている。統計では、大型養豚場の1月の繁殖用雌豚の飼育量は前月比2・2%増と5カ月連続で増加している。

農業農村部は、食用豚の出荷量が昨年12月は前月比14・1%、今年1月は17・9%増加し、出荷時平均生体重もそれぞれ2・6%、1・1%増加したと説明。これらの統計に基づき、豚肉の生産量が昨年12月は17・1%、今年1月は19・1%増と推計した。また、春節(旧正月)期間は季節的要素で豚肉価格が上昇したが、需給は全体的に安定していたと説明した。

楊氏は、養豚業の回復状況は全体的には良好だとする一方、一部の地域は養殖場用地の取得難や資金調達難などの問題を抱えていると指摘。新型コロナウイルスによる肺炎の影響で飼料や種豚などの輸送が停滞し、養豚場から食肉処理場への流通ルートが分断されたため食用豚の出荷が難航していると述べた。

これらの問題については、国務院合同予防抑制メカニズムや関連部門が政策文書を立て続けに発表し、農業農村部もホットラインを設け、各部門と地方が連携して問題を解決するメカニズムを構築していると説明。個別案件ごとの問題解決を徹底し、養豚場が実際に抱える困難を解決すると語った。

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