【新華社北京８月１６日】１～７月、全国の固定資産投資（農家を除く）は実行ベースで前年同期比５・５％増の３５兆５７９８億元（１元＝約１６円）にのぼった。製造業の投資伸び率は拡大を続け、民間投資は持続的に成長、一部弱点分野の投資も急成長をみせた。中国国家統計局が伝えた。
一、製造業投資は持続的に増加
今年４月以降、製造業の投資は月ごとに拡大。１～７月、製造業の投資の伸び率は前年同期比７・３％増、上半期を０・５ポイント、第１四半期を３・５ポイント、投資全体を１・８ポイント上回った。
１～７月、ハイテク製造業の投資の伸び率は１２・２％、製造業全体を４・９ポイント上回った。ハイテク製造業のうち、集積回路（ＩＣ）製造業の投資は６７・９％、医療診断、看護および医療設備の製造業は６５・１％、エレクトロンデバイス製造業は４５・５％、ケーブル製造業は３５・３％、工業自動制御システム装置製造業は２４・６％の伸びとなった。
二、民間投資は継続的に成長
１～７月、民間投資の伸び率は前年同期比８・８％増、上半期を０・４ポイント、前年同期を１・９ポイント上回った。民間投資のうち、農業・林業・牧畜業・漁業への投資の伸び率は１５・１％、製造業は８・６％、サービス業は９・７％だった。今年に入ってから、各月の民間投資の伸び率は投資全体を上回り、優位性も月ごとに拡大している。第１四半期、上半期と１～７月の民間投資の伸び率は投資全体をそれぞれ１・４ポイント、２・４ポイント、３・３ポイント上回った。
三、一部弱点分野への投資が急成長
生態環境保全分野の投資が拡大。１～７月、生態保護と環境整備業の投資の伸び率は３４・１％だった。そのうち、生態保護分野は５８・２％、環境整備業は２９・５％だった。このほか、環境モニタリング専用計器・メーター製造業の投資の伸び率も５７・３％に達した。
農業の投資は好調な勢いを維持。農村振興戦略を受け、年初から、第一次産業の投資は終始、急成長を維持しており、１～７月の伸び率は１３・７％、投資全体を８・２ポイント上回った。そのうち、農業の投資の伸び率は１５・５％増、上半期を０・１ポイント上回った。
社会分野の投資は２桁成長を続ける。１～７月、社会分野の投資の伸び率は１２・３％増、投資全体を６・８ポイント上回った。そのうち、教育分野の投資は９％、衛生は１１・８％、文化・スポーツ・娯楽業は１７・６％の伸びとなった。
第１四半期以降、インフラ投資の伸び率が鈍化したことは、投資全体が伸び悩む主な原因となった。１～７月、インフラ投資の伸び率は前年同期比５・７％増、上半期を１・６ポイント、前年同期を１５・２ポイント下回った。
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