【新華社北京8月16日】「2018年中国・アフリカ協力フォーラムー貧困削減と発展会議」(「貧困削減と発展会議」)が14日開催され、中国国務院扶貧(貧困者扶助)開発指導小组弁公室の劉永富主任は席上、貧困をなくし、持続可能な発展を実現することは、中国とアフリカ人民の共通の目標で、共に背負った歴史的課題だと述べた。また、劉主任は、貧困削減分野の交流と協力を積極的に進めることは、中国とアフリカの発展経験を共有し、共同発展を実現し、運命共同体を構築する重要な方法であるとした。その上で、中国とアフリカが協力を重点的に強化する4分野を挙げ、次のように説明した。
一、貧困削減の交流を強化する。「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の枠組の下で中国とアフリカの貧困削減対話協力システムを構築し、中国とアフリカの貧困削減協力を絶えず推進し、貧困削減経験の交流と共有を絶えず強化する。
二、貧困削減に関する研究を行う。中国はアフリカ諸国や関係研究機構と共同研究を行い、共に貧困脱却の有効な対策を模索し、貧困削減知識商品を共に開発し、世界の貧困削減のために中国の知恵と解決策をささげる。
三、青年人材の育成を強化する。アフリカ諸国で毎年1000万人の労働力が増加することに対して、アフリカ諸国のニーズに基づき、中国は引き続き貧困削減政策を実施、実践研修クラスを開設し、アフリカ諸国の貧困削減分野の専門人材育成を助ける。
四、貧困削減モデルプロジェクトを共同で実施する。中国はアフリカ諸国と協力し、共に貧困削減モデルプロジェクトの実施を模索し、アフリカ諸国の貧困削減と発展のためにモデルプロジェクトと技術支援を提供する。
「貧困削減と発展会議」は2010年以降、8回開催。議題として、貧困削減経験、農業発展と貧困削減、インフラ整備と貧困削減、経済特別区と貧困削減、産業発展と貧困削減、中国とアフリカの貧困削減の新しいチャレンジなどがとり上げられた。8年にわたる各方面の共同の努力で「貧困削減と発展会議」は今や中国とアフリカの貧困削減交流の主要プラットフォーム(拠点)の一つになっている。2015年に中国・アフリカ協力フォーラムの枠組に正式に組み込まれた。
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