【新華社成都７月９日】サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会では連日、白熱した戦いが繰り広げられているが、「美食の都」と呼ばれる中国四川省成都市ではこのほど、Ｗ杯期間中のサッカーファンたちの「食いしん坊」ぶりが文字通り現れた。
成都では２日以降、連日大雨に見舞われているが、そんな悪天候にもかかわらず、市内のサッカーファンの夜食に対する愛情は増える一方だ。
市内にある中国料理やバーベキュー、さらには地元で最も人気がある火鍋のレストランなどではＷ杯期間中、試合を見るための大型モニターが「基本設備」となっており、各チームを応援するサポーターたちが店を訪れ、食べたり飲んだりしながら試合を楽しんでいる。
アリババ傘下の地域密着型生活サービスプラットフォーム「口碑」のデータによると、Ｗ杯開幕後、成都市民のオフライン飲食消費が前月比５％増となり、オフライン夜食消費総額は西部の都市で第１位となった。世代別では若者が依然としてメイン消費世代で、夜食消費では「１９９０年代生まれ」が全体の５６％、「１９８０年代生まれ」が同３０％を占めている。
男女比では、夜食消費に占める女性消費者の割合が４０％を超え、大幅に上昇している。
成都では２日以降、連日大雨に見舞われているが、オフライン消費は一時期わずかな影響を受けたものの、オンライン夜食消費は大幅に増加している。インターネット出前サービスなどを手掛ける「美団外売」のデータによると、成都エリアの夜食注文数はＷ杯期間中、普段の平日と比べて増加傾向を示し、２日夜には注文数が１６・９％増加した。
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