【新華社ウルムチ７月５日】今年の国際軍事競技大会で中国陸軍が主催する歩兵戦闘車のグループ競技「スヴォーロフ突撃」、対空ミサイル兵競技「晴空」、工兵分隊競技「安全ライン」の３種目が７月２９日から８月１１日まで新疆ウイグル自治区のコルラ市で開催される。中国やロシア、カザフスタンなど１０カ国の軍隊から１８部隊が参加し熱い戦いを繰り広げる。
国際軍事競技大会はロシアの国防省が提唱した国際的な軍事競技で、中国軍は２０１４年から招きに応じ参加してきた。２０１７年には初めて競技を主催し、各参加国との軍事交流や協力を強化、中国が自信をもって対外開放に取り組むイメージを十分に高めることができた。また、参加国の各将兵が競技を通して共に学び、高め合うという優れた軍人精神を内外に示した。
陸軍の国際軍事競技大会準備グループの責任者は、中国、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、ベラルーシ、ベネズエラ、イラン、パキスタン、エジプト、ジンバブエの１０カ国から１８の部隊が、中国陸軍の主催する３種目に参加する予定だと明らかにした。中国は「スヴォーロフ突撃」と「晴空」の２つの種目に新疆軍区のチームが、今回の競技大会で初めて採用された「安全ライン」には南部戦区の陸軍から選抜されたチームが参加するという。
陸軍はまた、開幕式と閉幕式で新型作戦兵力による軍事ショーを披露し、軍事や民族特色、競技会テーマを表現した歌や踊りなどのアトラクションも行う。また、期間中に各競技場で装備の展示や文化交流イベントを開催し、参加国の将兵や一般市民に公開することで、軍事競技の総合的な効果や利益の強化に努めていく。中国陸軍は海外で行われる「タンク２種目」「エルブルースの輪」「偵察先兵」「境界狙撃」など１６種目にも参加する。海外派遣チームの選抜はすでに完了しており、まもなく出発するという。
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