【新華社北京7月5日】米国の権威ある調査研究機関のガートナーがこのほど発表した世界パブリッククラウド市場シェア報告(2017年)によると、業界の有力企業であるアマゾンAWS、マイクロソフトAzure、アリババグループ傘下の阿里雲(アリババクラウド)がトップ3となり、その市場シェアは拡大を続けているという。
阿里雲は同報告書でランキング入りした唯一の中国企業であり、パブリッククラウド市場では再びグーグルを抜き去り、トップ3に躍進している。
阿里雲のトップ3入りは2年連続となる。ガートナーの統計では、阿里雲の世界市場シェアは2016年の3%から2017年には3・7%に達し、伸び率は62・7%に達した。第4位となったグーグルのシェアは2・8%、伸び率は56%となり、阿里雲との差が開いている。
自主技術開発への持続的な投資や行政・法人向け市場の急成長を追い風に、阿里雲の世界市場シェアは一昨年より拡大した。同報告によると、アリババグループは研究開発に向けた持続的な投資に必要な財力があり、しかも、世界の新市場でのインフラ整備、現地化販売、サービスにより、グローバルな事業拡大を前進させているという。
世界クラウドコンピューティング市場では集中が鮮明な傾向となっている。AWS、Azure、阿里雲はIaaS(コンピュータシステムを構築・稼動させるために必要なネットワーク回線やサーバなどのインフラをネットワーク経由で利用する形態)市場の66・5%を占めるが、シェアは現在においても急速に拡大している。トップ4のほか、クラウドコンピューティングメーカーのシェアは軒並み縮小している。
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