【新華社北京7月4日】中国の環境保護・新エネルギー会社、中国天楹股份有限公司(中国天楹)はこのほど、改正資産再編公告を出し、世界的廃棄物管理大手Urbaserを88億8200万元(1元=約17円)で買収する計画を明らかにした。成功すれば、中国環境産業最大の海外合併買収となる。中国証券報が伝えた。
アナリストによると、政府が「世界環境管理に深く関わる」よう呼び掛ける中、環境保護産業を手掛ける中国天楹がUrbaserを買収すれば、世界都市環境サービス業界の第4位に躍り出ることになる。
スペインに本部を置くUrbaserは世界の先頭を行く環境保護産業総合サービスプロバイダーで、欧州や南米、北米、アジア、アフリカなど20数カ国まで事業を広げ、業界での地位は高く、強いブランド影響力を持っている。中国天楹は今回、買収により、スペインやフランス、英国、イタリアなどの欧米の成熟市場、アルゼンチンやチリ、バーレーン、オマーン、メキシコ、インドなどの新興国や「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)沿線地域に進出し、Urbaserの先発優位性を生かし、約30カ国・地域まで事業を広げ、自社や中国環境保護産業の国際影響力を大きく高めることになる。
同時に、中国天楹は買収により、世界の環境保護の先端技術を効果的に取り入れることができ、環境保護技術の高度化を速やかに実現できる。
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