【新華社重慶7月5日】中国の「三大かまど」や「三大ボイラー」の一つと言われ、夏になると厳しい暑さを迎える重慶市はこの夏、避暑と納涼をテーマとした観光ルート73本を開発した。市民のレクリエーションに新たな選択肢が加わった。
重慶市農業委員会によると、今回開発した農村観光ルートは315の観光保養地が含まれる。距離が近く交通が便利な郊外・農村レジャーや週末旅行もあれば、遠距離の少数民族の民俗体験や古鎮(古い街並み)村落の観光もあるという。
同委員会の高興明副主任は「重慶市街地にある縉雲山や中梁山、銅鑼山などは、森林率が高く、夏の気温も人口密度の高い市街地より数度低い。観光付帯施設も整っており、市民が週末を使い避暑や納涼に訪れるには良い選択肢だと言える」と述べ、今回開発した観光ルートでも中心市街地の沙坪壩区や北碚区などでの避暑・納涼ルート14本を紹介していると語った。摘み取り体験や、花見観光、釣りなどが含まれており、市民は自分の好みに合わせて自由に選ぶことができるという。
同市はここ数年、農村観光資源の開発に積極的に取り組み、市民の生活を豊かにし、農民の収入を増やした。統計では、重慶市が2018年上半期に受け入れたレジャー農業と農村観光の観光客は延べ1億人を超え、総合的な収入は306億元(1元=約17円)に達した。
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