【新華社香港7月5日】中国の香港特別行政区政府と香港貿易発展局がこのほど合同で開催した第3回「一帯一路」ハイレベルフォーラムでは、国務院の国有資産監督管理委員会(国資委)など中央の政府機関の責任者が出席し、「一帯一路」建設での香港の重要な貢献を肯定的に評価し、今後香港と多くの分野で協力を強化していく考えを示した。
フォーラムに出席した国資委の肖亜慶主任は、国資委と中央企業(中央政府管轄国有企業)は企業改革を深化させるため香港とより多くの実務協力を行うことを望んでいると語り、世界各国の企業が産業統合、転換・高度化、株式投資などの各分野で中央企業と高度な協力を行うことを歓迎すると述べた。
国家発展改革委員会(発改委)の寧吉喆副主任は、新たな情勢の下、香港は3つの分野でより大きな役割を果たすことができるとの見方を示し①沿海部と内陸部の連動を支援し、東西地域の双方向的な共同発展を促進②自身の強みを足掛かりとした専門サービスの効果と利益の拡大③対外協力モデルを革新し、政府資金プラットフォームをさらに活用-の3点を挙げた。
商務部の高燕副部長は、商務部と香港特区政府、香港各界との交流・協力を今後とも引き続き強化し、より多くの開放措置を打ち出して粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)建設への香港の参画を支持すると表明した。また、地域経済協力への香港の参画を支持し、内地と香港が共同で外国との自由貿易協定の協議に参画できる範囲の拡大に努める考えを示した。
高氏はまた、商務部は内地と香港の企業が協力して投融資のプラットフォーム(基盤)と専門サービスプラットフォームを構築することと、共同で第三者市場を開拓することを積極的に支持すると述べ、より多くの投資プロジェクトと産業パークの誘致を推進し、共に「一帯一路」沿線市場を開拓していきたい考えを示した。
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