【新華社東京7月2日】中国語専門チャンネル「中国テレビCCTV大富」が7月1日、開局20周年を迎えた。日本の各界人士が相次いで祝意を伝え、同局は日本の民衆の中国理解を促進したとし、今後とも中日交流の懸け橋としての役割を果たしていくことに期待を寄せた。
20年前、中日両国民の相互理解と友好交流を促進するために、中日各方面の努力の末、中国中央電視台(CCTV)の番組を日本で放映する提携協議が締結された。これに伴い、フジテレビ、京セラ、ソニーなど日本のメディアや著名企業がCCTVの番組の日本国内放映に向け、株式会社大富を設立した。1998年7月1日、CCTV中国語国際放送チャンネル「CCTV大富」が開局、日本全域で受信可能となった。
20年来、大富はCCTVの番組を24時間同時放送するだけでなく自社制作も行い、中国の最新動向や各種文化に関する番組を放送して、日本の各界から評価と歓迎を受けてきた。
CCTV大富の張麗玲代表取締役社長は同日、開局20周年祝賀会の席で次のように述べた。20年来、大富は日本に中国を紹介することに努めてきた。時代の発展に伴い、大富は6年前に中日2カ国語放送もスタートさせた。今の日本では、例え中国語が分からなくても、いつでもどこでも中国の政治、経済、文化などの分野の最新動向を知ることができる。この20年来、大富を支えてくれた中日各界の皆様に感謝する。 日本の各界人士もこの日、日本のメディアを通じて祝意を伝えた。富士フイルムホールディングス株式会社の古森重隆代表取締役会長・CEOは、大富は中日両国をつなぐという重要な役割を担っており、今後も日中友好の懸け橋として、良質な情報を提供し続けることを期待していると述べた。 野田毅衆議院議員・日中協会会長は、日中国民同士の相互理解が一番大事で、大富は20年間、いろいろな日中交流活動を報道してきた、これからもお互いの生の情報を報道し、民間同士の理解がさらに深まるよう頑張っていくことを期待している。
大阪芸術大学の川井郁子教授は、CCTV大富の番組を通じて、中国の素晴らしい文化を理解できるだけでなく、人々の日常生活や思いをとてもリアルに間近に感じることができると称賛した。(記者/瀋紅輝、彭純)
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