【新華社北京6月22日】中国国務院常務会議が20日開かれ、抗がん剤の価格引き下げを速やかに実施するとの方針が決まった。
中国は5月1日から、暫定税率方式により、抗がん剤を含むすべての普通薬、抗がん作用のあるアルカロイド系医薬品、輸入漢方製剤の輸入関税をゼロに引き下げた。医療保険の適用交渉や医薬品開発などの対応策をさらに実施し、人々に抗がん剤の大幅な価格引き下げを実感してもらい、人々の健康を全面的に保障する。
国務院常務会議では、各省(自治区・直轄市)に対し、医療保険適用リストに載っている抗がん剤について特別入札による調達を行うとの方針を打ち出した。医療保険の適用対象外で1社が販売する抗がん剤については、適用対象とするための交渉を着実に進める。また、国による医薬品の一括調達を試験導入し、医薬品の大幅な価格引き下げを実現する。
関連部門は適用対象外の抗がん剤についての交渉作業をすでに開始しており、国による医薬品の一括調達の試験導入についての研究実施も進めている。総合的な政策の実施により、関連する抗がん剤の末端価格はある程度引き下げられる見通し。
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