【新華社北京5月20日】中国農業科学院の唐華俊院長はこのほど、同科学院、中国植物保護学会、国際生物防除機構(IOBC)主催の第1回国際生物防除大会の席上、「十三五」期間(2016~2020年)に有害生物のグリーン(環境保全型)防除率を40%以上に高めると述べた。
有害生物グリーン防除は生態系管理、生物防除、物理的防除、農薬の適正使用などを通じ、生物多様性を保護、病虫害発生を抑える狙いがあり、農薬使用リスクを軽減し、生態環境を保護する効果的方法。
唐華俊院長によると、グリーン発展、生態保護、健康的な生活はますます重要視される中で、生物防除は世界的に農業病虫害防除の第一選択肢とみなされ、生物防除に関する研究・応用は各国の農業科学技術と産業分野で重視されている。中国は現在、生物農薬生産企業260社以上を抱え、全国農薬生産企業の約10%を占める。生物農薬製剤の年間生産量は13万トンに迫っているという。 中国農業科学院植物保護研究所の邱徳文副所長は、生物防除をはじめとするグリーン防除技術が近年、急速に発展しており、現時点で中国での生物防除使用面積は9%以上に達しており、グリーン生物防除使用面積は約25%を占める見通しと語った。
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