【新華社ジュネーブ5月17日】世界保健機関(WHO)は14日「リプレイス」計画の行動指針を発表し、2023年までに世界の食品サプライチェーンから人工のトランス脂肪酸を徹底的に排除する計画を打ち出した。
WHOのテドロス事務局長は声明で、WHOが各国政府に「リプレイス」計画の実施を呼びかけていると説明。食品サプライチェーンから人工のトランス脂肪酸を徹底的に排除することは「全世界の心血管疾患予防治療にとって大きな勝利だ」と述べた。WHOの「リプレイス」計画は、人工のトランス脂肪酸の使用停止に関する法律の制定を含んでいる。
統計データによると、毎年、全世界でトランス脂肪酸を原因とする心血管疾患の死亡者数が50万人以上に達している。トランス脂肪酸はマーガリンなどの植物性脂肪食品に含まれ、また、食品の賞味期限を延ばすことができるため、一部の菓子やパン、揚げ物などにも使われている。安全な代替食品を使うことは、食品の食感やコストには影響しないとされる。
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