【新華社上海5月16日】上海市の張江実験室でこのほど、「上海脳科学・類脳(脳型知能)研究センター」が発足した。世界の脳科学と脳型知能の研究の最前線に立脚し、同分野での中国の戦略的需要に基づき、国と上海市の任務を受け、同分野での中国の重要なブレークスルーと飛躍を推進し、世界一流の脳科学研究機関を目指す。
同センターは、上海市政府が発起設立した独立法人事業機関で、理事会指導下の主任責任制度を実施する。「開放、協同、高効率」の新たな管理・運用メカニズムを積極的に模索し、世界的なイノベーション資源の集結に尽力し、各種イノベーション人材の活力を引き出し、国際科学研究機関と足並みをそろえた研究者雇用と報酬奨励の仕組みを模索し、知的財産権と利益共有の制度を構築、科学技術成果の応用技術の移転と実用化を推進する。
中国科学院の白春礼院長は発足式のあいさつで、センターの今後の抱負として次の3つを挙げた。第一に、創造的で先導的な研究を最前線で行い、世界レベルの成果を上げる。第二に、世界トップレベルの科学者陣営を誘致・育成し、世界的な影響力を誇る脳科学・脳型知能研究の拠点へとセンターを発展させる。第三に、科学の精神とプロの精神を発揮し、イノベーションが次々に実現する肥沃な土壌を形成する。
張江実験室は、中国科学院と上海市が共同建設した中国の大型総合研究基地。上海張江科学城の中心部に位置し、戦略的需要に迫られた重要なイノベーション分野と将来の発展を先導する戦略的課題をターゲットとする。脳科学と脳型知能の研究は主要研究方向の一つだ。
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