【新華社西安5月15日】中国陝西省西安市で開催中の第3回シルクロード国際博覧会に参加したカザフスタン、英国、マレーシア、フィンランドを含む75カ国・地域のゲストに西安の悠久の歴史、輝かしい文化が深い印象を与えているようだ。
英ノッティンガム市行政長官のイアン・カリアー(Ian Curryer)氏は、西安訪問が初めてで、西安は古風で素朴で、通りが広く、非常に美しい都市だと述べ、幼い頃から西安がシルクロードの起点だということを知っているという。「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の推進に伴い、これからは西安、さらに中国のことに詳しい英国人はますます多くなると思うと語った。
陝西省観光発展委員会の統計では、陝西省を訪れる域外観光客は2017年、前年比13・46%増の383万7400人だった。西安海外旅遊有限責任公司の楊波副総経理は、直行便の増加につれ、東南アジア、中央アジアなど「一帯一路」沿線地域から西安を訪れるビジネス団体や観光ツァーが増え続けていると語る。
「シルクロード観光が世界でも人気の観光コースとなっている」と陝西省社会科学院文化観光研究センターの張燕主任。同主任は、世界最大の海外観光顧客市場国、世界4位の観光目的地である中国と世界各国も観光業を連携推進していきたいと考えていると述べた。 トルコDorak-itir国際観光集団駐上海事務所の楊芬販売マネージャーは、ビザや交通の利便性向上効果で、トルコ観光は中国人観光客に大人気で、受注は2017年、大幅に増えたと紹介した。
トルコ駐中国大使館文化観光処参事官によると、中国がトルコにとって重要な観光の顧客市場で、年初から現在までにトルコを訪れた中国人観光客は延べ24万人を超えており、年間観光客数は100万人を突破すると想定している。また、中国人観光客を呼び込むため、トルコは北京、上海、広州(広東省)、西安(陝西省)、香港などで観光キャンペーンを行うほか、格安航空券や電子ビザを発給しているという。 陝西省は歴史や文化の優位性を活かし、「一帯一路」沿線諸国の都市との交流を拡大しつつあり、2017年8月までに陝西省および省内各市は34カ国の85都市と友好都市協定を結んだ。タイ、韓国、カンボジア、マレーシアなどが前後して同省に領事館を設立した。
シルクロード国際博覧会の主賓国の一つとして、マレーシアは近年、中国との観光協力を緊密化している。マレーシア国際貿易産業省の関係者は、マレーシア航空がクアラルンプールと北京、重慶、福州(福建省)、海口(海南省)、南京(江蘇省)などの都市を結ぶ直行便50便以上を開通しており、両国間の観光客数は大幅に増えているとし、2017年に中国を訪れたマレーシア人観光客は120万人、マレーシアへの中国人観光客は230万人に達したと紹介した。
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