【新華社北京5月14日】ブラジル輸出投資振興局で貿易促進を担当するRafael氏は南米最大級の流通業者専門見本市である「FeiraAPAS 2018」において、「中国はブラジルにとって、最も重要な貿易パートナーであり、中国の需要は最大の関心事だ」と述べた。
中国とブラジルは近年、政治、経済、金融、投資などの各分野における協力関係が強化され、中国はアジア内で最も重要な輸出先となっている。ブラジルの統計データによると、2017年、ブラジルの輸出総額に占める対中輸出額の割合は前年比35・2%増の21・8%、対米輸出の割合は16・1%増の12・3%で、中国はブラジル最大の貿易黒字国となった。
伝統的な農業大国として、ブラジルにとって農業の重要度は高く、2年前の大不況から抜け出す際にも、大きな役割を果たした。農産物の輸出先としては、アジア向けが輸出総額の48%を占め、中でも対中輸出は30%にのぼり、ブラジル最大の輸出先となっている。2017年の対中輸出の中で、食品や食材の占める割合は50%にのぼり、肉類の割合が最も高かった。
同氏によると、中国の需要は年間9~10%のペースで拡大している。肉類や大豆のほか、海産物、チョコレート、ビル、ジュース、果物、蜂蜜などの輸出は今後も伸びが期待される。
同氏はまた、「中国若年層のブラジル食品に対する需要は絶えず高まっている。また、安全性や健康にも高い関心を寄せており、ブラジル食品はそのニーズを満たすことができる」と述べた。
同局の業務総監も取材に応じ、「ブラジルは上海で今年開催される中国国際輸入博覧会に対し、期待感を抱いている。農業・牧畜業部門、工業部門、民間機関などの参加を予定している」と語った。
中国の消費拡大が進む中、ブラジルは中国市場に大きな期待を寄せている。
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