【新華社上海5月5日】中国上海市政府はこのほど「上海サービス」ブランド立ち上げの記者会見を行った。そこで同市は、金融サービスレベル向上の3年行動計画を制定し、金融開放の推進などの措置により、国際的影響力を有する金融市場の「上海価格」を形成していきたいと発表した。
上海市金融弁公室の李軍副主任は、上海国際金融センターの建設推進に伴い、同市は金融市場・金融機関・金融製品とサービス・金融環境の創造などの面で一連のブランドを形成していると述べた。
全国人民代表大会常務委員会はすでに上海金融法院の設立審議が通過された。また、金融国際交流の促進を目的とした陸家嘴フォーラムも10回目を迎える。李副主任は、「これらは全て『上海金融』というブランド立ち上げの重要なポイントだ」と述べた。
さらに、同市は今後自由貿易試験区の制度革新という強みを生かし、人民元の国際化、資本項目の交換などの業務に協力し、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」投資・融資センターを形成し、境外機関が中国で発行する人民元建て債券「パンダ債」の発行規模を拡大し、上海株式市場とロンドン株式市場の相互取引「滬倫通」の年内開始を目指し、同市を国内外の金融リソース配置と協力・ウィンウィンの重要な中心地となり、国内外の投資家が共同参画する金融開放システムを形成していきたいと話した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: