【新華社福州３月１７日】福建省福州市政府は、文化遺産の保護と伝承を強化するため、「福州市歴史的建造物の保護利用に関する試行地点の作業計画」を発行した。２０１８年１２月までに全面調査と記録、合理的な利用ルートの革新、資金ルートの開拓など６つの基本任務を終えるよう求めている。また、２０２０年末時点で、指定した歴史的建造物が市街地で３００カ所、市域内では１０００カ所を超えることを目指している。
今回の作業計画は、保護と発展という理念の伝承、修繕技術の基準確立、モデル事例の豊富な活用、管理体制メカニズムの健全化及び社会力による保護利用への参与といった福州の独特な経験の探索をめぐって、同市の歴史的建造物の保護利用に対する全体的なレベルを上げることで、社会全体が共同で参与する歴史的建造物の保護利用における新たな仕組みを本格的に作り上げ、保護利用に関するモデル事例を系統的に総括して、都市の歴史的な流れをより着実につなげていく。
福州市は政府と社会資本の協力を奨励している。歴史的建造物の保護開発に関する企業誘致や資金導入を革新し、投資や融資のルートを開拓し、社会の力を優れた歴史的建造物の開発利用に活用する。歴史的建造物の保護利用に関する自己申請やデザイン、共同修繕、意見募集、優れた事例の公募などを通じ、歴史的建造物の所有者、責任者だけでなく、社会全体の参加を促していく。
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