【新華社北京3月16日】中国国家統計局が発表した最新マクロ経済データによると、2018年1~2月の中国国民経済の滑り出しは好調であり、投資や消費、工業生産などのデータが着実に伸びている。専門家は、「上々の滑り出し」が通年の安定した経済成長のための基礎を築き、2018年の経済は、安定しつつ好転に向かう動きが続くとの見方を示している。経済参考報が伝えた。
データによると、全国一定規模以上工業増加値は前年同期比7・2%増となり、増加幅が2017年12月より1・0ポイント上がり、前年同期比0・9ポイント上がった。全国サービス業生産指数は前年同期比8・0%上昇し、上昇幅は2017年12月より0・1ポイント上がり、前年同期より0・2ポイント下がった。社会消費財小売総額は前年同期比9・7%増の6兆1082億元、増加幅は2017年12月より0・3ポイント上がり、前年同期より0・2ポイント上がった。
国家統計局の毛盛勇報道官は、現在、工業生産が多少早まっており、消費は比較的活発で、物価は全体的に安定し、雇用は引き続き好転に向かうなど、国民経済の滑り出しは好調であり、特に、経済の質の高い発展条件が間断なく蓄積されていると指摘した。
毛盛勇報道官はまた、2018年の6・5%前後の経済成長目標は、雇用を創出し、安定化させ、各方面で経済の構造調整やモデルチェンジ、高度化、質の高い経済発展への取り組みに導くものだとの見解を示した。
中国銀行国際金融研究所の周景彤研究員は、今年、6・5%前後の経済成長目標を達成することに問題はなく、これは中長期的な経済問題解決のための得がたい時間枠を創造したものであり、将来とも質の高い経済成長にさらに注力する必要があると指摘している。
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