【新華社北京3月5日】中国の伝統的な咳止めシロップ「川貝枇杷膏」が今、インフルエンザの流行する米国で人気を集めている。
米国では「川貝枇杷膏は北米で取り合うように売れている」「Amazonのサイトでは川貝枇杷膏の価格が急騰している」という話題を最近よく耳にする。新華社記者は、川貝枇杷膏の人気が特に高いニューヨークとロサンゼルスの薬局、そして華人コミュニティを取材し、その事実と真相を確認した。
川貝枇杷膏が注目を集めるきっかけとなったのは、2月22日に「ウォール・ストリート・ジャーナル」に掲載されたある報道だ。咳に困っていたある人が、人から勧められた川貝枇杷膏を服用したところ、わずか15分のうちに効き目が現れたというもの。噂が噂を呼び、川貝枇杷膏の人気に火がついた。 この報道では川貝枇杷膏のことをmedicine(薬品)ではなく、supplement、remedy(サプリメント)という言葉で紹介していた。その薬効についても比較的中立に表現しており、決して誇張した内容ではなかった。
この報道は、川貝枇杷膏の米国における販売量の促進に効果をもたらしたといえる。 ニューヨーク・マンハッタンのチャイナタウンにある薬局の販売員ウィニーさんによると、ここ数日、川貝枇杷膏の売り上げは普段より非常に多くなっているという。また、「川貝枇杷膏の人気に関する報道により、中国の伝統的な製品が西洋諸国でさらに受け入れられるようなった。実際ここ数日、私たちも川貝枇杷膏と同様の効果を持つ製品を販売した」と語った。
しかし、330ミリリットル入りの川貝枇杷膏は、マンハッタンのチャイナタウンにある薬局では6ドルで販売されているが、ウォルマートのオンライン販売では13.29米ドル、Amazonのサイトでは13.99米ドルで販売されていた。価格は現在、安定しているようだ。
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