【新華社上海2月19日】携帯アプリで新鮮な食材がいつでも買え、年末に買いだめをしなくともよくなる。ECと実店舗を融合させた「新小売」(新零售)や生鮮食品のネット通販の普及に伴い、多くの都市で人々の年越しの習慣が変わりつつある。
中国の「新小売」企業「盒馬(フーマー)鮮生」によると、 同社が昨年12月中旬に旧暦大晦日のセットメニューの予約を開始したところ、店内に個室を設ける多くの店舗で、大晦日の夜と春節当日夜の個室がすべて予約で埋まったという。
盒馬鮮生上海湾店鮮魚部門の責任者、美華氏は「もともと各個室にテーブル1つの予定だったが、もう1テーブルを追加した」と語る。
大晦日の「新鮮」なディナーだけでなく、一部の消費者は携帯アプリで新鮮な食材を必要に応じて注文することにより、年越し用品の買いだめから解放された。
新小売時代が到来し、生鮮食品は物流、保存、販売期間などの制約から解き放たれ、人々の年越し用品に対する意識は変わりつつある。
オンラインとオフラインを融合させた新小売というビジネス形態は、人々の年越し用品購入をさらに便利にした。
専門家によれば、生鮮食品は春節などの祝祭日でも値段の影響を受けにくい需要だという。消費が向上を続ける傾向のもと、人々は生鮮商品の購入に際し商品の質と購入体験を一層重視するようになる。新小売の魅力はさらに高まるとみられる。
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