72歳のアシ絵職人である馮端午さんがスタジオで弟子にアシ絵の作り方を教えている。アシは職人の手で切る、焼く、貼る、湿らすなど10余りの工程を経て、生き生きとした作品になる。
氷の上でアシを収穫する人が忙しくしている。端村にある鼎新アシ絵作業室でアシ絵職人が一心不乱に創作活動に励んでいる。72歳のアシ絵職人馮端午さんがアイロンをかける力の加減を調節すると、明暗の違った色が表れた。焼かれるアシはさわやかな香りを放ち、あっという間に部屋中に漂った。仕事に没頭する作業室の馮暁娟経理は「雄安新区が設立され、白洋淀のアシ絵も有名になった。わたしたちのアシ絵は現在、米国、豪州、日本など10数カ国に輸出している」と語った。注文が多い場合、馮暁娟さんは隣村から130人余りのアルバイトを募って下働きをさせる。アルバイトはアシ絵の職人から無償で工芸技術を学べるだけでなく、6千元(1元=約17円)の月給がもらえる。「学びながら働く」形式は、アシが好きな若者の生計を支え、省級の無形文化遺産である白洋淀アシ絵に活気を与える。